キャッシュレス決済
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医療系インターネット企業「エムスリー」が2021年3月期の本決算を発表した。
主力のメディカルプラットフォーム(PF)事業では、製薬会社のマーケティングを支援。「MR君」では、製薬会社が医師に対して医薬品などの医療関連情報を発信する。
今四半期の売上高は前年比31.2%増の455億円、営業利益は同じく109.4%増の155億円だった。メディカルPF事業は前年比51.3%増収で、引き続きコロナ禍の追い風を強く受けている。

エムスリーは医療現場のDX支援を進める。第1弾は電子カルテ「エムスリーデジカル」だ。2015年の開始から累計導入件数は2,600件を超え、クラウド電子カルテとしての市場シェアは70%で圧倒的首位。
オンライン診療「LINEドクター」は徐々に対応エリアを拡大。去年12月に先行提供を開始した一部施設での経験を元にサービス改善も図る。
今年5月からは、医療費のキャッシュレス決済サービスを提供予定だ。大手フィンテックStripeとの共同開発で、クラウド型電子カルテ「エムスリーデジカル」との会計連携ができるなど、医療機関に特化した設計となっている。