設立以来、解約ゼロです
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スマートホームサービスを提供する「SmartRent」がSPACと合併し、近くナスダックに上場する。
エントランスや部屋のスマートロック、洗濯機の水漏れ検知機能などを提供。不動産所有者からのサブスクリプション収入が主な収益源で、2016年の設立から解約は1件もない。2019年には「Amazon Alexa」ファンドが支援している。
2020年の売上高は5,300万ドル、営業損失は3,290万ドル。累計契約件数は15.5万件にのぼる。

不動産オーナーは人件費や電力など、トータルで20〜30%の管理コストを削減できる。加えて入居者の定着率向上や、家賃水準も上げるとする。
アメリカの集合住宅賃貸トップ20社のうち、15社は同社の顧客だ。一戸建て賃貸最大手「InvitationHomes」は8万戸を超える住宅ポートフォリオ全体でSmartRentテクノロジーの導入を開始した。
現在はアメリカで事業拡大を進めているが、今回合併するベンチャー投資ファンド「Fifth Wall」の国際的な投資家基盤を活用し、今後は西ヨーロッパ、日本、東南アジアにも進出する予定だ。