2021年04月23日 07:00
わけあり野菜ユニコーン
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わけあり農産物のサブスクリプションサービスを手がける「Misfits Market」が新たに2億ドルを調達した。評価額は11億ドルに達し、ユニコーンの仲間入りを果たしたとみられる。

同社は2018年にアメリカのニュージャージー州で設立。創業者のAbhi Rameshはペンシルバニア大学ウォートン校出身の連続起業家だ。

Misfits Marketの調達額

Misfits Marketが扱うのは、見た目の悪さなどを理由に一般ルートで販売できない「規格外品」。農作物の販売から始まり、現在ではお菓子や調味料なども扱う。

価格は一般的な食料品店よりも最大で40%安い。 農家は本来捨てるはずの商品を収益化でき、廃棄を減らすことは環境保護にもつながる。

足元ではコロナ禍で需要が急増。昨年の注文額は前年比5倍ほどになり、40万人以上の顧客に商品を届けたという。

今回調達した資金は、自社で運営する物流拠点の拡充などに充てる。Abhi Ramesh CEOは 「今後12ヶ月以内にアメリカ全土をカバーしたい」 と話す。