2021年04月23日 07:00
インド向け、追い風
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コミュニケーションアプリ「Snapchat」を運営するSnapが2021年1〜3月期決算を発表

売上高は前年比66.4%増の7.7億ドル、営業損失は3億ドル。フリーキャッシュフローは1.3億ドルで初めてプラスに転じた

1日あたりのアクティブユーザー数(DAU)は前年比22.3%増の2.8億人に拡大。過去3年間で最も高い成長率となった。

Snap

DAUの成長を牽引したのは「その他」地域。今四半期は56.3%と成長が加速。中でもTikTokが禁止されているインドは、事業環境として追い風だ。

今年3月には動画コンテンツ「Snap Original」の初ローカライズ版「Phone Swap India」を開始。新たな地域への展開に向け、パートナーシップと営業活動を劇的に拡大している。

米国ではStory投稿やSnap Mapなどの行動に変化が見られた。ワクチン接種が進み、人々が幅広いグループで交流し始めた。3月下旬にSnapchatで新しい友人とのコミュニケーションが増加したという。

エヴァン・スピーゲルCEOは「Snapchatはリアルでの友情を補完するように設計されている」と強調、コロナ収束後の成長可能性をアピールした。