毎秒500万円
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スポーツ・エンタメ事業を展開する「Endeavor」がニューヨーク株式市場に近く上場する。
設立は1995年で、創業者のアリエル・エマニュエル氏はタレントエージェンシー出身だ。同社は芸能・スポーツ業界のエージェンシー等と統合した後、2016年にはアメリカの総合格闘技団体「UFC」を獲得。
主な収益源は、所有するスポーツ団体やアーティストなどのイベント運営。2020年通期売上の46%を占める。
その他、所有するスポーツの放映権販売や、映画やテレビ等における企業のブランド戦略やマーケティング支援も展開する。

UFCはアメリカ最高峰の格闘団体で、2019年にDisney傘下のスポーツ放送局ESPNと5年総額15億ドルで契約を締結。
ファイトマネーも破格だ。所属するコナー・マクレガー選手は今年1月に行われた試合で1,800万ユーロ(約23億円)を稼いだと報道される。試合時間で換算すると毎秒500万円稼いだことなる。
市場調査会社「The Business Research Company」によると2019年の世界のスポーツメディアの権利収益は390億ドルで、2017年以降9%のCAGRで成長。2023年には530億ドルに成長すると予想されている。