2021年04月21日 07:00
リピーター囲い込み戦略
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クラウドファンディングプラットフォームのマクアケは4月20日、2020年10月〜2021年3月期決算を発表した。

2Q累計の売上高は前年比87.2%増の21億円、応援購入総額(GMV)は同2倍の98億円。コロナ禍を受け、オンラインで商品を試験販売する「実行者」が増えている。

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成長施策の1つが、テレビCMの強化だ。2Q(1〜3月)の広告宣伝費は前年比6.5倍の5.2億円に増やした。

効果は大きく、Makuakeの指名検索数は3.5倍、認知度は1.4倍となった。ユーザー獲得も進み、会員数は前年比86.5%増の157万人と右肩上がりの伸びが続く。

マクアケの強みが、購入リピート率の高さだ。キュレーターや審査スタッフの採用を進め、掲載プロジェクトの品質保証体制を強化。購入満足度が高まり、リピート決済率は75.9%と過去最高水準になっている。

今年2月には海外募集により約37億円を調達。広告宣伝や人材獲得、システム開発などに充て、事業規模のさらなる拡大を目指す。