Facebookが3割以上
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ビジネスアウトソーシングを手がける「TaskUs」が、近くナスダック市場に上場する。最大顧客のFacebookが売上の32%、2番手のDoorDashが12%を占める。
創業は2008年。データ入力や文字起こしの代行から始まり、現在はテクニカルサポートやコンテンツ検閲なども手がける。2018年にはブラックストーンが出資した。
- 2020年度の売上高は前年比32.9%増の4.8億ドル
- 営業利益は同じく36.5%増の5032万ドル
- 2020年度の売上継続率(Net Revenue Retention Rate)は117%
動画配信やフードデリバリー、フィンテックといった領域に属する成長企業向けに特化。 NetflixやUberなどを含め顧客数は100を超えるが、主要20社による売上が全体の81%を構成する。
売上の96%は、チャットなどオンラインで完結する業務によるもの。約2万3600人のスタッフのうち、75%をフィリピン在住者が占める。
主力は「デジタルカスタマーエクスペリエンス」事業で、売上構成比は62.8%。問い合わせ対応だけでなく、データ分析によるインサイト抽出や、顧客獲得戦略の立案なども手がける。
SNS上の投稿を検閲する「コンテンツセキュリティ」事業も成長が続く。3800人のスタッフが、毎月数千万件にも及ぶコンテンツをチェックしている。