2021年04月19日 07:00
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イスラエル発のWebサイト分析サービス「Similarweb」がニューヨーク株式市場に近く上場する。創業は2007年で、同社いわく「ガレージから」始まった。

特定サイトのアクセス数やアプリダウンロード数など、競合他社のアクセス状況がわかるマーケティングツールを提供。無料でも利用できるが、機能やアカウント数などに応じた定期課金サービスもある。

Similarweb

2020年10〜12月期の売上高は前年比38%増の2,664万ドル。営業損失は604万ドルだった。有料顧客数は去年末時点で2,718社(前年比11%増)と、堅調に積み上げている。

分析するWebサイトやアプリは数百万にのぼり、毎日数十億のアクセスを分析する。10年以上にわたってデータを集約、「複製がほぼ不可能な質と量」を有する。

ARR(年間経常収益)10万ドルを上回る顧客比率は年々拡大し、2020年末時点では49%にのぼった。ネットリテンションレートは113%である。

利用顧客は幅広く、GoogleやWalmart、Alibabaといった名だたる企業がいる。売上の56%はアメリカ以外の顧客によるもので、全体の5%を超える大口顧客はいない。潜在市場(TAM)は約340億ドルとする。