2021年04月16日 07:00
攻めの投資再開
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採用支援プラットフォームを提供する「ウォンテッドリー」が2020年9月〜2021年2月期決算を発表した。

ウォンテッドリーでは主力プロダクトとして「Wantedly Visit」「Wantedly People」を提供。加えて、エンゲージメント事業として従業員が様々なサービスを安価で利用できる福利厚生サービス「Perk」などを展開する。

  • 四半期営業収益は前年比3.5%増の8.6億円で過去最高を更新
  • 営業利益は同じく57%増の2.1億円
  • 2021年8月期は営業収益を33.8億円に上方修正

ウォンテッドリー

ストック収益は6.7億円(前年比7%増)に拡大した。1月の緊急事態宣言の影響は限定的で、新規獲得・解約率・単価ともにコロナ前の水準に回復。企業社数は2021年4月7日時点で4万社を突破した。

利益水準をキープするために抑制していた広告費への投資を、今四半期から再開した。エンゲージメント事業に6,700万円、その他事業にも1億2,100万円を投下。今後は更に加速し、認知拡大・既存顧客への浸透を図る。

エンゲージメント事業に対する投資の狙いは、既存顧客への提供価値拡大による解約率の低減だ。

採用後のオンボーディングなども支援することで、長期的な契約継続を見込む。さらに来期からはエンゲージメント領域での従量課金を予定する。