実店舗も急回復
Shutterstock
米家具メーカーのLovesacは4月14日、2020年11月〜2021年1月期決算を発表。コロナ禍で高まる家具需要を取り込み、大幅な増収増益を確保した。
1998年に設立され、2018年にナスダック市場へ上場。分解可能なソファ「Sactionals」や、巨大クッション「Sacs」などを展開する。
- 売上高は前年比40.7%増の1.3億ドル
- 営業利益は同じく4.1倍の2176万ドル
- 既存店売上高は同じく45%増

インターネット売上は前年比86.1%増の4922万ドルと業績をけん引。ブランド力や機能性はもちろん、「送料無料」や「60日間お試し可能」といったサービスもミレニアル世代からの支持を集める。
Facebook LiveやFaceTimeなどを通した商品デモやオンライン接客も強化。昨年11月に米家電量販大手ベストバイのECサイトへ出店したことも寄与した。
実店舗の回復も顕著だ。 ショールーム売上は前年比28.4%増の7364万ドル。一時は全店を閉鎖していたが、人数・時間制限などを設けながら再開が進む。
1月末時点のショールーム数は108店で、2022年度は20店ほどの新規出店を計画。スマホで商品デモを受けられる「モバイルコンシェルジュ」など、新たな取り組みにも着手している。