2021年04月15日 07:00
食品比率を3割に
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「無印良品」を展開する良品計画は4月14日、2020年12月〜2021年2月期決算を発表。コロナの打撃が大きい欧州事業は赤字となったが、国内の販売が好調で大幅増益を確保した。

  • 営業収益は前年比2.6%増の1134億円
  • 営業利益は同じく56.1%増の102億円
  • 国内事業の営業収益は同じく16.4%増の731億円

良品計画の既存店売上高

けん引したのは食品販売だ。既存店の食品売上は前年比51.3%増と、生活(26.3%増)や衣服(1.2%減)を大幅に上回る

巣ごもり下で、レトルトカレーなど定番の調味加工品が好調。TBSのバラエティ番組「ジョブチューン」などで取り上げられたことも販売増につながったという。

昨年12月に開いた東京有明店では、野菜など生鮮食品の販売を開始。この春に改装オープンする横浜の大型店にはスーパーマーケットを併設させるなど、食品分野の強化が進む。

衣服や家具に比べ食品は購入頻度が高く、客数増につながる。今四半期は16%だった食品比率を、2030年までに30%へと高める方針だ。