2021年04月12日 07:00
Amazonとの連携進む
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食品スーパー大手のライフコーポレーションが4月9日、2021年2月期本決算を発表。コロナ禍で高まる内食需要を取り込み、大幅な営業増益を確保した。

  • 営業収益は前年比6.2%増の7591億円
  • 営業利益は同じく97.3%増の274億円
  • 2022年2月期は、営業収益7600億円(前年比0.1%増)、営業利益190億円(同30.6%減)を見込む

ライフコーポレーションの業績

実店舗が活況な中、オンライン化も急ぐ。注力するのがAmazonとの連携だ。

ライフは2019年9月、Amazonの有料会員向けサービス「Prime Now」に国内スーパーとして初出店。Amazonの物流網を活用し、店舗にある生鮮食品や惣菜を最短2時間で配送する取り組みを開始した。

都内7区からスタートし、足元では東京の23区と4市、大阪の21区と3市などで展開する。3月に「Prime Now」のサービスが終了してからは、通常のAmazonサイトやアプリで注文を受け付けている。

2020年度のEC売上高は前年比7割増の50億円。2021年度には100億円に倍増させる計画だ。西友と楽天、イオンスーパーとクラシルが連携してネットスーパー事業を強化するなど、競争環境は激しさを増す。