アジャイル人材の獲得進む
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ソフトウェアテストなどを展開する「SHIFT」が2020年9月〜2021年2月期決算を発表。売上高、営業利益ともに前回予想を上振れて着地した。
- 今四半期の売上高は前年比61%増の108.7億円
- 営業利益は同じく46%増の9.4億円
- エンタープライズ市場は売上高は101.3億円(前年比66%増)
主力はエンタープライズ市場向のソフトウェア品質保証サービス。エンターテイメント市場向けでは、コンシューマーゲーム等の品質管理やデバッグ業務のアウトソーシングを行う。

エンジニア単価は前年比6%増の72.9万円。グループ全体での月間顧客数も前年比48%増の976社に拡大した。コロナ影響で低下した稼働率も改善が続く。
2025年の売上高1,000億円目標に向け、営業活動の強化を進める。SHIFTは事業会社で予算策定やベンター選定していた人材の転職が多い。事業会社から見た課題を徹底分析し、本番を意識した営業ロープレを行うことで営業の質を上げる。
エンジニア側面では、いわゆるアジャイル開発に関する人材を中心に獲得を進める。アジャイル・専門技術人材は単価が高く、SHIFTでの平均単価は114万円。グループ全体のエンジニア単価を上昇させた。
2021年8月期は通期売上高450億円(前年比56.7%増)、営業利益34億円(同44.5%増)を見込む。