業界初の売上1兆円へ
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ドラッグストア大手のウエルシアホールディングスは4月7日、2021年2月期本決算を発表した。今年度はドラッグストアとして初めて売上高で1兆円を超える見通しだ。
- 売上高は9.4%増の9496億円
- 営業利益は同じく13.7%増の429億円
- 3月の既存店売上高は前年同月比1.8%増

商品別では、食品売上が前年比12.7%増の2162億円と全体をけん引。自宅で過ごす時間が増えるなか、菓子パンやペットボトル飲料、調味料などが好調だ。
調剤売上も12%増の1741億円と高成長。ワンストップで食品・日用品から処方箋まで手に入る利便性が人気を集める。 調剤薬局の併設店は1643店と全体の74.4%となった。
医薬品・衛生品の売上高は9.4%増。コロナ感染を恐れて病院での受診を控え、ドラッグストアで一般医薬品を買い求める顧客が増えている。
2022年2月期は、売上高で前年比7.5%増の1兆210億円、営業利益で3.1%増の443億円を見込む。ツルハHDや10月に発足するマツキヨココカラ&カンパニーも売上1兆円を射程圏内に収めており、競争は激しさを増す。