2021年04月07日 07:00
オンライン診療プラットフォーム
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テンセントやセコイア・チャイナが出資する「微医(WeDoctor)」が、香港証券取引所に近く上場する。香港証券取引所としては、デジタル医療分野初のIPOとなる。

微医は2010年設立で、翌年に診療予約プラットフォーム「掛号網(Guahao.com)」をローンチした。2017年よりオンライン診療サービスを開始。ユーザーから徴収するプラットフォーム利用料の他に、慢性疾患患者向けのサブスクが主な収入源だ。

  • 2020年の通期売上高は前年比3.6倍の18.3億元(≒310億円)
  • 営業損失は18.9億元
  • 登録ユーザー数は2.2億人(前年比27%増)

微医

月平均の課金ユーザ数は2020年末時点で約2,540万。プラットフォームを利用する病院は7,800院以上、登録医師数は27万人を超える

受診料は医師やビデオ通話の有無などで変動する。各医師のプロフィールや今までのオンライン診療件数、レビュースコアなどがプラットフォーム上で簡単に確認可能だ。

プラットフォーム以外にも事業を手掛けており、サブブランド「微医通」では家庭用デバイスを展開。テレビ電話をするためのタブレット端末や微医利用に特化したスマートデバイスなどが用意されている。