フード配達が牽引
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Uberが先ほど発表した7〜9月期決算は、最終損益が10.9億ドルの赤字だった。コロナ禍が拡大する中で、黒字化への道筋は不透明さを増している。
- 売上は31.3億ドルで、前年比18%減。2Qからは大きくリバウンド
- 営業損失は11.2億ドル。前四半期からは改善した
- 配車取扱高は59億ドルまで回復するも、利益(EBITDA)は2.5億ドルに61%減
日本でも急成長のフード配達
- Uber Eatsの取扱高は86億ドル(前年比135%増)に続伸
- 調整後売上も11億ドルと、配車サービスに迫る
- 損益(EBITDA)も1.8億ドルの赤字まで改善
- 英国やカナダが前年比200%近い成長。日本とスペインは300%を超える成長
- フランスでも前年比100%を超える成長が続く。ニューヨークも150%成長
外部環境は厳しいものの、配車サービスが黒字を保っているのは収益性の高さも物語る。フードデリバリーについても、このまま成長が続けば黒字化も時間の問題に見える。Uberの時価総額は今も735億ドル。市場は見捨ててはいないようだ。