2021年04月01日 07:00
スマホから電気自動車へ
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中国の大手スマートフォンメーカー「Xiaomi(シャオミ)」は3月30日、EV事業へ参入することを発表。初期投資額は100億元(≒15億ドル)で、今後10年間で100億ドルを投資する計画だ。

創業者兼CEOの雷軍(レイ・ジュン)氏は「決定するにあたり、何度も議論を重ねた。私の人生最後の大きな起業的プロジェクトになる」と覚悟を表明した。

Xiaomi

中国EV市場の販売台数は、2025年には420万台(2019年比4.7倍)まで拡大すると言われる。

Teslaのほか、GeelyやBYDなどの大手自動車メーカー、NIOやXpengといった新興EVメーカーがしのぎを削る。検索大手バイドゥも1月にEV会社設立を発表するなど、競争は激化する一方だ。

Xiaomiは2010年の設立以来、ハードウェアを中心としたビジネスを展開してきた。スマホシェアは世界3位で、「AIoT」プラットフォームへのデバイス接続数は3.2億台以上にのぼる。

雷軍CEOは社内向け書簡の中で、これまで培ってきた経営力、スマートデバイスの製造ノウハウ、豊富な資金力などを武器に、EV市場に勝機を見出していることを伝えた。