成長加速
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ペット用品のオンライン通販を手がける「Chewy(チューイ)」が2020年11月〜2021年1月期決算を発表。好決算を背景に、時間外取引で株価は10%近く上昇した。
Chewyは「Autoship」と呼ばれるサブスクリプション型の購買を中心に事業を展開。ペットフードは繰り返し必要になるため、定期購入が顧客の需要にもマッチする。
- 売上高は前年比51%増の20.4億ドル
- 営業利益は0.2億ドルで黒字化
- Autoship顧客による売上高は13.9億ドル(前年比46%増)
牽引したのはアクティブ顧客数だ。前年比43%増の1,921万人で、4四半期連続で成長を加速。顧客単価も3.3%増加した。
ギフトカードや獣医とのリモート医療サービスなど顧客への提供価値が増加したことで、2020年に獲得した顧客の購入意欲は強い。
CEOのスミット・シン氏も「ペット業界をリードする純粋なEコマース企業になれたのは、何年にも渡る準備と集中のおかげだ」と発言。積み上げてきた施策をアピールした。
時価総額は332億ドル。2021年通期は売上高88.5〜89.5億ドル(前年比30〜31%増)を見込んでおり、評価額はその3.7倍だ。