家具の需要続く
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アメリカの高級家具屋「RH」は3月24日、2020年11月〜2021年1月期決算を発表。好決算を背景に、株価は時間外で一時10%近く上昇した。
2011年に「Restoration Hardware」として設立。以来、家具やカーテン、洗面台、暖炉など、様々なインテリアを販売する。販売チャネルにはギャラリーやアウトレットなど店舗以外にも、ECサイトやカタログ郵送もある。
RHはウォーレン・バフェット氏率いる投資企業「Berkshire Hathaway」が去年末時点で8.5%の株式を保有する企業でもある。
- 売上高は前年比22%増の8.1億ドル
- 営業利益は同じく23%増の1.8億ドル
- 店舗数は2021年1月時点で82店舗

前四半期に引き続き、巣ごもり需要の追い風を受けた。コロナの感染が再拡大した時期ではあるものの、アウトレット売上は19%増の6,090万ドルに拡大。
CEOのゲイリー・フリードマン氏は「需要に追いつくためにベンダーの生産量を増やすことは難しい」とし、今年の秋までカタログ郵送や新ブランド「RH Contemporary」のリリースを延期する。
秋以降は、ニューヨークに最初のゲストハウスをオープンするなど積極的に事業を展開していく。2022年にはイギリスとパリで店舗をオープンし、ヨーロッパへの展開を開始する予定だ。