2021年03月26日 07:00
SNSから料理を注文
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タコベルなどを展開する米外食大手「Yum! Brands」は3月24日、オンライン注文プラットフォームの「Tictuk」を買収すると発表した。同社によるテック企業の買収は今月2件目だ。

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Tictukは2016年創業のイスラエル企業。WhatsAppやFacebook Messenger、TelegramなどSNSから料理を注文できるようにするソリューションを提供する。

宅配や店内飲食、カーブサイドピックアップなど様々な受取方法に対応。基本的には既存の決済手段をそのまま利用でき、取引情報は各レストランのPOSシステムに統合する。

3月2日には、米データマーケティング会社「Kvantum」の買収を発表。AIを用いた顧客行動の分析技術を吸収し、マーケティングや商品開発の効率化につなげる。

2020年度のYum! Brandsのデジタル売上高(フランチャイズ店含む)は前年比45%増の170億ドルと過去最高だった。今回の2社の買収が 「デジタル分野の成長をさらに加速させる」 と自信を見せる。