2021年03月25日 07:00
スマホ向け広告
Shutterstock

イスラエル発のスマホ広告プラットフォーム「ironSource」がSPAC上場を発表。評価額111億ドルの大型上場だ。

2010年設立で、スマホゲーム等のアプリ開発者向けに広告事業を展開。アプリ内広告ソリューション「Sonic」とオンデバイス広告ソリューション「Aura」を提供する。

  • 2020年の売上高は前年比83%増の3.3億ドル
  • 営業利益は7,410万ドル
  • 2020年12月のダウンロード数トップ20のうち、90%が顧客

ironSource

年間売上10万ドル以上の大口顧客は、2020年末時点で291社に大幅拡大(前年比54%増)。売上の94%を占める。

既存顧客からのアップセルを表す「Net Expansion Rate」は149%と高水準で推移。ゲーム業界以外にも顧客を拡大し、既に大口顧客の16%は他の業界だ。

Sonicではアプリ広告枠の販売を通して、ユーザー獲得、売上拡大、分析、再投資のサイクルを一気通貫で行える。

Auraはスマホの初期セットアップ時に、ユーザーにアプリインストールを促す。SamsungやVodafoneなど8億超のデバイスに事前搭載されている。独自のAIアルゴリズムで、対象のアプリと関連が高いユーザーに広告を届ける。