2021年03月22日 07:00
減速
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ヘルスケア商品のオンライン販売を手がける「Hims & Hers」が3月18日、2020年10〜12月期決算を発表した。

創業は2017年。若年層向けに、薄毛やED(勃起不全)などの治療薬を販売するDtoC企業だ。今年1月にSPAC(特別買収目的会社)を通じて上場して以来、初の決算となる。

  • 売上高は前年比67%増の4147万ドル
  • 営業損益は463万ドルの赤字(前年は非開示)
  • 2021年1〜3月期は、売上4800〜5000万ドル(前年比59.7〜66.3%増)を見込む。

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2020年度通期の売上高は前年比80.2%増の1.49億ドル。主力の男性向けコンプレックス商材に加え、女性向けの経口避妊薬なども売れた。

四半期ベースで増収率は鈍化。 4Qの平均注文額は前年比56.8%増の69ドルとなった一方、注文回数は1.4%増の58万回にとどまり、2019年度の2Q(67万回)からは減少した。

大統領選挙などの影響で広告単価が急騰し、「あえて経費を抑えたため」(アンドリュー・ダダムCEO)と説明。

2020年5月には、39ドルで専門家からオンライン診療を受けられるサービスを開始。DtoC商材の販売にとどまらず、総合的な遠隔医療プラットフォームになるという野心的な展望を掲げる。