中国向け、絶好調
Shutterstock
NIKEが3月18日、2020年12月〜2021年2月期決算を発表した。
- 売上高は前年比2.5%増の104億ドル
- 税引前利益は同じく85.7%増の16億ドル
- デジタル売上高は同じく59%増

北米事業の売上高は10.4%減の36億ドル、EMEA(欧州・中東・アフリカ)事業は3.7%減の26億ドル。コロナ禍での需給ひっ迫でコンテナ不足が生じ、配送が3週間以上遅れた。
2月末時点の在庫は66億ドルと、前年から15%増えている。
これをカバーしたのは主に中国事業。売上高は51.3%増の23億ドルとなった。自社サイトやアリババの「Tmall」など、デジタルチャネルでの販売が好調だ。
営業利益率は15.8%と前年から7ポイント上昇。コロナ禍でイベント中止が相次ぎ、販管費が減少した。
2月8日には、AIを活用したデータ統合サービスを手がけるDatalogueを買収すると発表。データ分析のノウハウを吸収し、顧客ニーズをより的確に反映した商品開発につなげる。