ARR10億ドルを突破
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セキュリティSaaSを提供するCrowdStrikeが2020年11月〜2021年1月期決算を発表。売上高は前回予想の上限を上回り、高成長が続く。
- 売上高は前年比74%増の2.7億ドル
- 営業損失は0.2億ドルに縮小
- ARR(年間経常収益)は10.5億ドル(前年比75%増)
- 売上予想(通期)は13.1〜13.2億ドル(前年比50〜51%増)

顧客数は前年比82%増の9,896社に拡大。今四半期の顧客純増数は1,480社にのぼり、事業拡大に大きく寄与。4つ以上のモジュールを導入している顧客の割合は63%に上昇。6つ以上も24%まで拡大した。
3月にはクラウドログ管理のHumioを4億ドルで買収。今回の買収により、脅威や攻撃が発生した際に、リアルタイムで膨大なログデータを収集することができるようになる。
IDCのフランク・ディクソンは、組織はIT予算の5%から10%をセキュリティに費やすべきとしたが、現状は1.1%に過ぎない。CrowdStrikeは、ここに124億ドルの市場機会を見込む。