2021年03月16日 07:00
充電器のシェアリングで上場
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モバイル充電器のシェアサービスを展開する中国企業「Energy Monster」がナスダックに近く上場する。

中国各地の娯楽施設、レストラン、ショッピングセンターなどにバッテリーを搭載した充電スポットを設置。アプリで充電スポットを探せて、好きなスポットに返却できる。料金は時間制だ。

  • 2020年の通期売上高は28.1億元(≒471億円)
  • 営業利益は1.3億元(≒22億円)
  • 登録ユーザーは2020年末時点で2.2億人(前年比47%増)

Energy Monster

シェアリングサービスは「借りる/返す場所」が多いほどユーザーの利便性が上がる。Energy Monsterは広大な中国国土の全州に充電スポットを展開。2020年末時点で66.4万箇所にのぼる。

充電サービスの他に、バッテリーの販売や、バッテリーを利用した広告サービスも展開。広告サービスでは一例として、コラボしたバッテリーが各充電スポットにランダムに設置される。

中国のモバイルバッテリー市場は2020年時点で90億元規模。2028年には1,063億元まで拡大するという。スマートフォンの普及、モバイルアプリへの依存、5Gによるバッテリー消費が充電サービスに対する需要の急増に拍車をかけている。