スマートフォンケース「iFace」の販売を手がけるHameeは3月15日、2020年5月〜2021年1月期決算を発表した。

• 売上高は前年比4.6%増の90億円
  
• 営業利益は同じく21.6％増の16億円
• 2021年4月期通期は、売上高128億円（前年比13.3％増）、営業利益17億円（前年比1.9%増）を見込む

主力のコマース事業は売上が横ばいだったが、営業利益は12.6%増の18億円。コロナ禍で家電量販店などへの卸売販売が落ち込んだ一方、採算の良いECでの小売販売が増えた。

伸びが大きかったのはプラットフォーム事業だ。楽天やAmazonなど複数の出店先での在庫や受注処理などを一元管理できるサービス「ネクストエンジン」を手がける。

GMV（総取扱高）は37.1%増の2534億円、契約社数は17.2％増の4513社。EC需要増に加え、レコメンドメールやメルマガの自動配信サービスの利用が増え、ARPUも上昇した。

2月には「iFace」の公式アプリをリリース。新商品の情報配信やデジタル保証書の発行などを通し、顧客との新たな接点を作る。