カナダの金鉱大手Barrickが2026年1〜3月期決算を発表しました。調整後純利益は前年同期比173%増、フリーキャッシュフローは320%増の16億ドルと、いずれも前年同期から大幅に拡大する好決算となりました。 ヘレン・カイCFOは決算説明会の冒頭、「これらの結果は価格が牽引したわけではない」と切り出しました。金鉱会社は金価格と業績が連動する景気循環株とみなされやすい中、CFO自身が好決算を「価格依存ではない」と位置づける展開です。 金生産量はガイダンス上限を上回り、1オンスあたりコストも計画を下回りました。純現金ポジションは24億ドルに達し、同社は30億ドルの自社株買い枠を新たに承認しています。
世界中の鉱山から金を掘り出して売る ── これがニューモントの事業の柱です。金価格が上がれば業績もそのまま膨らむ構造のため、足元の金高騰局面では大きな追い風を受けています。 4月23日に発表された第1四半期決算では、その追い風で稼いだキャッシュを株主還元に大きく振り向ける一方、CEOは「2026年は谷の年だ」と発言しました。 短期は還元の最大化、中長期は生産回復に向けた投資 ── 二段構えの経営判断の輪郭を整理します。