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売上は順調に伸ばすが、利益がなかなか出ない音楽ラジオのパンドラ・メディア

パンドラ・メディアは米国で大人気の音楽ストリーミングの会社です。Lineミュージック、Amazon Music、Apple Music、そしてSpotifyなど似たようなサービスがあります。この中でもPandoraMediaは自社を音楽ラジオ番組として位置づけているようです。アメリカ、ニュージランド、オーストラリアなど世界各国に8000万人のユーザを抱えています。ユーザーがパンドラを利用する時間は平均月に22時間と結構長いです。アメリカは車社会なので車でラジオとしても利用されています。


パンドラ・メディアのアニュアルレポートによると、米国のラジオ広告市場は $17B(約1兆7000億円)あり、その広告市場をディスラプトしていきたいとしています。パンドラメディアは2020年までに売上を$4B(約4000億円)にする事を目標としていますが、音楽のライセンスフィーのコストが高く利益を出すことに苦しんでいようです。音楽アーティスト向けのマーケティングツールを作ったり、Ticketfly社を買収したり、新しいマネタイズを模索しています。


現在ユーザーは音楽が無料で聞けるFree Serviceと、料金を払えば広告をスキップできるPandora Oneのモデルがあります。しかし売上に占める有料ユーザー会員はそんなに多くありません。

パンドラ・メディアの売上の大半は広告収入から来ています。売上の80%程度は広告です。広告の営業部隊をかなり抱えており、地域ごとにあった広告などが同社の強みとしており、その他競合の音楽ストリーミングのサービスがすぐに真似出来ない広告主ネットワークを抱えているとしています。Ticeking(チケット)の収入は買収したTicketfly社のライブイベントのチケット収入などです。

出所:Annual report 2015


一方同社の費用の内訳を見てみると約87%が音楽の版権のライセンスフィーとなっています。費用の大半を占めます。

出所:Annual report 2015


売上に対する費用の割合です。ライセンスフィーは断トツで高く売上の半分くらいはライセンスフィーに消えていく形になります。この費用によりパンドラは利益を出すことに苦しんでいます。今後の展開に注目したいと思います。

出所:Annual report 2015

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