ウエスタンデジタル、売上高55%増 AIのデータ需要でHDD価格の上昇が加速

Western Digital Corporation

米ウエスタンデジタル(WDC)が10月22日、2026年7〜9月期の決算を発表。売上高は前年比55%増の44億ドル、営業利益率は49%でした。テラバイト当たり平均価格は前年比28%上昇。アービング・タンCEOは、想定を上回る結果で2027年6月期の好調な滑り出しになったと述べました。

同社は2025年2月にフラッシュメモリー事業をサンディスクとして分離し、HDD(ハードディスクドライブ)を主力としています。売上高の9割近くはクラウド向けで、データセンターで使われる大容量HDDの需要が続いています。

10〜12月期は売上高51億ドルを見込み、前年比69%増と成長がさらに加速する見通し。CEOは「AIは本質的にデータシステムだ」と述べ、推論やフィジカルAIの広がりでデータの保存需要が拡大すると強調しました。株式市場では半導体関連銘柄の乱高下が続く中、経営陣が何を語ったのか見ていきましょう。

テラバイト当たり価格の上昇が加速

売上高の伸びは、出荷容量の増加と良好な価格環境に支えられました。テラバイト当たり平均価格の上昇率は、前四半期の10%台後半から28%へと高まりました。クリス・セネサエルCFOは、ニアライン品に加え、クライアント向けやコンシューマー向けでも価格が強いと説明。クラウド向け売上高は前年比54%増え、全体の88%を占めました。

ニアライン品とは、データセンターで大量のデータを保存するための大容量HDD。すぐに読み書きする「オンライン」と、テープなどにしまい込む「オフライン」の中間を指すのが「ニアライン」です。WDCの売上高の大半を占めるクラウド向けは、このニアライン品が中心です。

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