ネットフリックスが2026年7〜9月期の決算説明会で見せたのは、「配信がハリウッドを壊す」という通説とは逆向きの姿でした。共同CEOがライバルの新作映画を宣伝し、長く背を向けてきた海外の放送大手が相次いで作品を預け、映画館には伝統的な公開期間を譲りました。
一方で、経営陣はひとつの地域を名指しで「物足りない」と認めています。好調な海外ではなく、本拠地のアメリカです。コンテンツ責任者の交代と人員削減が重なった背景には、ある率直な自己診断がありました。
2026年7〜9月期の決算説明会で、ネットフリックスのテッド・サランドス共同CEOは他社の映画を宣伝しました。10月に始まったディズニーとの契約で『アイス・エイジ』シリーズ全5作がネットフリックスに入り、5作すべてが人気トップ10に入ったと紹介したのです。
そのうえで、2027年2月に劇場公開される新作『Ice Age: Boiling Point』にまで言及しました。「ネットフリックスが決算説明会でディズニー映画を宣伝しました。どういたしまして、ジョシュ」と笑いを誘う場面でした。かつて「配信がハリウッドを脅かす」と語られた関係は、少なくともこの場面では逆向きに回っていました。