試合中、ファンの感情が最も高ぶった直後に流した広告は、ブランド名を思い出す率が2倍になる。そう主張しているのは広告代理店でもテレビ局でもありません。世界の500を超えるブッキー(賭け業者)に、NFLやリーガMXの公式試合データを卸してきたGenius Sportsという会社です。
その会社が2026年4〜6月期の決算説明会で語ったのは、賭けの話ではありませんでした。「贔屓チームが負けた夜、ファンの出前は25%増える」という消費者の話です。買い手にはマクドナルドやDoorDash、予測市場のKalshiとPolymarket、そして賭け業者自身が並びます。賭けのオッズを支えてきたデータは、どこまで値札を広げられるのでしょうか。