エクストラ・スペース・ストレージはユタ州ソルトレークシティに本社を置くセルフストレージ企業です。2026年6月末時点で42州とワシントンD.C.に4410店舗を保有または運営し、貸室数は約300万室、賃貸可能面積は約3.41億平方フィートに達します。店舗数で全米最大のセルフストレージ事業者であり、S&P500の構成銘柄です。自社保有店舗の賃貸に加え、第三者管理受託とブリッジローンを組み合わせた事業モデルを特徴としています。
2026年4〜6月期はコアFFOが1株2.15ドルと前年比4.9%増となり、同社は2026年12月期の通期予想を引き上げました。既存店収入は前年比2.4%増と前四半期から加速し、ジョー・マーゴリスCEOは「積み上げてきた価格決定力が業績に明確に表れ始めた」と説明しています。8月には過去10年間の成長を率いたマーゴリスCEOの退任と、ノア・スプリンガー社長の2027年1月1日付CEO就任が発表されました。

エクストラ・スペース・ストレージの起源は1977年にさかのぼります。創業者のケネス・ウーリー会長がモンタナ州ビリングスに「セキュア・イット・ミニ・ストレージ」という名称で最初の施設を建設。1979年にはエクストラ・スペース・デベロップメント・カンパニーを設立し、開発型の事業を続けました。
2004年8月にニューヨーク証券取引所へ上場。上場時の保有物件は100件強でした。2005年にはPREIとの合弁でストレージUSAの458店舗を23億ドルで取得し、規模を一気に拡大。2008年には第三者管理受託プログラムを開始し、この事業は現在、業界最大の管理受託プラットフォームに成長しています。

2015年にはスマートストップ・セルフストレージ(保有122店舗、管理43店舗)を14億ドルで取得しました。2016年にはS&P500指数に採用。2017年には1998年から合弁パートナーとして同社に関わり、2015年に最高投資責任者となっていたマーゴリス氏がCEOに就任しました。2018年には第三者オーナー向けのブリッジローン事業を開始しています。
2022年にはストレージ・エクスプレスを取得しました。2023年にはライフ・ストレージ(1200店舗超)と約150億ドル規模の合併を完了し、全米最大のセルフストレージ事業者となりました。2024年には全てのライフ・ストレージ店舗をエクストラ・スペースのブランドに統一。上場20周年を迎えた2024年時点の20年間の株主総利回りは2436%で、ストレージ業界の上場企業で首位でした。