自慢の旗艦イベントが、わずか3カ月で失速の一因に変わりました。ヨガウェア大手lululemonは2026年5〜7月期決算で、成長の頼みだった中国の急ブレーキを明かし、通期売上見通しを「前年並み」から「5〜7%減」へ一気に引き下げました。
熱狂の演出だったはずの万里の長城で、何が起きたのか。そして本国では、代名詞のレギンスに静かな異変が進み、苦しい四半期の利益は「意外な収入源」が下支えしていました。決算説明会から、その3つの転機をたどります。
中国で打った旗艦イベントが、皮肉にもブランドへの逆風を強めました。万里の長城で開いた2,000人規模のヨガイベントに対し、開催後の中国で批判的なコメントが拡散したのです。4月末から続いていた負の論調に追い打ちとなり、中国本土の売上は2〜4月期の30%増から5〜7月期は4%増(恒常為替ベースでは2%減)へ急減速しました。