データセンターの床下を走るケーブルの中で、信号が一瞬だけ揺らぐ。その「まばたき」が、高価なGPUを丸ごと遊ばせてしまう——。AI向け接続部品を手掛けるCredoが発表した2026年5〜7月期決算は、売上高が前年同期比2倍余りに伸び、これで7四半期連続の「3桁成長」となりました。
牽引したのは演算チップではなく、ケーブルと小さな接続チップです。なぜ「配線」がAI投資の急所になったのか。銅で育ったこの会社は、なぜいま光に踏み込むのか。決算説明会の質疑から、AIインフラの見えない主戦場を追います。
AIクラスタの生産性を最も脅かすのは、演算チップの不足ではなく配線の「まばたき」です。ウィリアム・ブレナンCEOは決算説明会で、リンクフラップ(接続の瞬断)が連鎖すると、顧客のGPU稼働率が1割超、時に2割近くまで失われると説明しました。Credoはこの瞬断を「起きる前に」検知する仕組みを、成長の中核に据えています。