テキサス州でAI向けの電力・データセンターキャンパスを開発するFermiが、2026年4〜6月期の決算説明会を開きました。2025年に上場した同社に、売上はまだ立っていません。それでもこの四半期、最初の顧客と15年に及ぶ拘束力ある契約を結びました。
マリウス・ハース会長が一貫して唱えるのは、AIの拡大を縛る制約は資本でも需要でもなく電力だ、という世界観です。世界中のデータセンター計画が送電網への接続待ちや機器不足で足踏みするなか、同社は送電網に頼らない独自の解を磨いてきました。
説明会では、キャンパスの発電能力を一気に2倍へ引き上げる異例の提携も明らかになりました。自らは資本を投じず、敷地内に他社の発電所を招き入れるという仕掛けです。

一方、社外では解任された共同創業者が委任状争奪戦を仕掛け、経営を揺さぶっています。その渦中で、新経営陣はなぜ矢継ぎ早に成果を積み上げられたのでしょうか。