CoreWeave、「6年前のGPU」を2029年まで貸し出す——25%値上げしても売り切れが続く

「AI向け半導体は数年で時代遅れになる」——。データセンターへの巨額投資に向けられる懐疑論の多くは、この前提の上に成り立ってきました。AI特化クラウドのCoreWeaveが発表した2026年4〜6月期決算は、その通説を正面から揺さぶる内容だったといえます。

決算説明会でマイケル・イントレーター共同創業者兼CEOは「需要は今後何年にもわたり、供給を大きく上回り続けると見込んでいます」と述べ、AI計算資源の逼迫が一過性の現象ではなく、業界の構造そのものだとの認識を示しました。

実際、同社は7月に全製品の価格を約25%引き上げましたが、それでも当面の提供能力はほぼ完売の状態が続いているといいます。売上高が前年同期比2.1倍となる高成長の裏で、市場の視線を集めたのは意外にも「古い半導体」の扱いでした。

生成AIブームの初期に据え付けられた型落ちのGPUは、なぜ値崩れするどころか、数年先までの契約で奪い合いになっているのでしょうか。説明会では、計算資源をめぐる業界の常識が次々と書き換えられていく様子が語られました。

値上げしてもなお埋まる計算力

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