Take-Two、空前の予約でも「まだ1本も売っていない」——GTA VI発売前夜の決算

Take-Two Interactive Software, Inc.

大ヒットを目前にした企業は、決算の場で何を語るのでしょうか。ゲーム大手Take-Twoが8月7日に発表した2026年4〜6月期決算は、市場の視線が11月発売の「Grand Theft Auto VI(GTA VI)」に注がれるなか、経営陣の抑制的な語り口が際立つ内容となりました。

シュトラウス・ゼルニック会長兼CEOは、2027年3月期を「当社の歴史における転換点になる」と位置づけています。大型リリースは一つの四半期を潤すだけでなく、その後の会社の水準を長く引き上げてきた、というのがその根拠です。

足元の業績も好調でした。四半期のネットブッキングスは約13.9億ドルとガイダンス上限を上回り、主力のバスケットボールゲームは記録ずくめの1年を締めくくりました。通期では前期比約20%増という強気の計画を維持しています。

それでも経営陣は、熱狂と距離を置いた言葉を選び続けました。空前と呼ぶ予約をなぜ計画に織り込まないのか。80ドルという値付けには何が込められているのか。決算説明会の応酬に、その答えがあります。

発売前夜に記録を重ねた第1四半期

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