売上407%増の裏で、CEOは「私はかなり保守的」——AIの大家Applied Digitalの選別眼

AIブームはバブルではないか——。そんな警戒論が市場に広がる中、その逆を行くような決算が発表されました。AIデータセンターを運営するApplied Digitalの2026年3〜5月期は、売上が前年同期比407%増と、およそ5倍の規模に拡大しています。

決算説明会でウェス・カミンズCEOは、大手クラウド事業者「ハイパースケーラー」の動きについて「もはや、単にAIインフラへ投資しているのではない。前例のない規模でコミットメントを加速させている」と述べ、業界に流れ込む資金の質が変わりつつあると指摘しました。

同社の役回りは、AIモデルの開発でも半導体でもありません。計算に必要な「場所」と電力を用意し、貸し出す側です。もともとAIとは別の分野で生まれた会社が、いまやブームの受け皿として最前線に立っています。

一方で、この急拡大の指揮を執るカミンズ氏は、自らを「かなり保守的」と評します。強気の拡大と慎重なリスク観は、同社の中でどう同居しているのでしょうか。

契約総額360億ドル、大家業の正体

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