D.R. Hortonが2026年4〜6月期決算を発表しました。住宅ローン金利の高止まりで買い控えが続くなか、引渡しは底堅く着地しています。同社は引渡し戸数で全米首位の住宅ビルダーです。その強さの源泉は、豪華な家ではなく、徹底した「安さ」にあります。
ポール・ロマノウスキーCEOは「販売現場には今も多くの買い手がいる。必要なのは、経済と購入に対する自信を取り戻してもらうことだ」と述べました。高い金利が、家を欲しい人と買える人を分断しています。最安値帯の王者にとっても、需要の逆風は他人事ではありません。
それでも、この会社の商売は常識の逆を行きます。米国の新築平均を大きく下回る価格で家を売りながら、資本効率では米国を代表する大企業と肩を並べます。安く売れば薄利になる、という直感が通用しません。
今回の決算では、需要の鈍りを認めつつ、あえて追いかける数字を減らす決断も下しました。全米で最も多く家を建てる会社は、何を守り、何を手放したのでしょうか。