国際送金プラットフォームの「Wise」が手数料を下げ続ける理由

国際送金を手がけるWise(WSE)が、2026年3月期の通期決算を発表しました。NASDAQへの上場を完了して初めての決算発表にあたります。純収益は前年比19%増の25億ドル、税前利益は6.6億ドルで、税前利益率は26%でした。

クリスト・カーマンCEOは、業績数値が中期予想レンジに収まったと説明。1,900万人の顧客が2,430億ドルを国際送金するのを支え、クロスボーダーの取扱高は前年比31%増となりました。カード決済額は前年比37%増の440億ドル、預かり残高は前年比40%増の390億ドルに達しました。

スピードと価格は、Wiseが繰り返し強調する強みです。各国の国内決済システムへの直接接続などにより、送金の75%が20秒未満で完了する「即時送金」でした。平均0.52%という手数料で、各送金を採算の取れる形で提供できていると言います。

個人のクロスボーダー送金のうちWiseが扱うのは約5%、中小企業の送金では1%未満。市場規模は43兆ドルで、Wiseは過去15年でゼロから2,500億ドル規模まで成長したと説明しました。本記事では、スタートアップとしても注目されてきたWiseの現況について紹介します。

徹底した「値下げ」が競争の原動力

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