Daktronicsが、2026年4月期通期決算を発表しました。球場やタイムズスクエアの巨大なLEDディスプレイを手がける、この分野の世界的な首位企業です。名前を知る人は多くなくとも、その画面を目にした人は少なくないはずです。通期の売上は過去最高を更新しました。

好調の背景には、スポーツ施設の使われ方そのものの変化があります。かつて試合の日にだけ開く場所だった球場は、コンサートなどの催しによって、年間を通じて動く施設へと姿を変えつつあります。この変化が、会場を彩る巨大ディスプレイの役割を、一段と重くしています。
需要の高まりに応えるため、同社は生産の拠点を国境の外へと広げ、新たな製品にも動いています。一方で、ハードウェアを扱う企業には重荷となりやすいコスト高や関税の局面も、同社はくぐり抜けてきました。守りに見える一手が、攻めに転じる場面もうかがえます。
身近な娯楽の移り変わりが、目立たない裏方企業の屋台骨を動かしています。ただ、需要がいつ実際の発注に変わるのかは読みにくく、生産も製品も作り替えの途上にあります。この追い風を、Daktronicsはどうやって収益へと変えていくのでしょうか。