ServiceTitan、「人間が触れるべき仕事だけ人が残る」現場——空調・配管に入ったAIの分業

ServiceTitan

空調や配管といった現場仕事の事業者に業務システムを提供するServiceTitanが、2026年2〜4月期決算を発表しました。売上は前年比25%増と高成長を保ち、本業の利益率も過去最高を更新しています。AIによる自動化は人員削減と語られがちですが、同社が見せたのは違う光景でした。事務はAIに渡し、人は現場に残す。その分業が、職人の世界で動き始めています。

アラ・マハデシアンCEOは、この変化を業務の差配が移り変わる動きとして語ります。「かつて複数の人が手作業で調整していた業務が、いまはシステム自身によって回されている」。人とAIがそれぞれ得意な役割を受け持つ体制が、特別な現場ではなく日々の業務に組み込まれつつあります。

この分業を支えるのが、AIエージェント基盤の広がりです。導入拠点は前四半期から倍増し、需要は同社の対応能力を上回って積み上がっています。月額の利用料と、顧客の取引額に応じた決済手数料に続く三つ目の収益源として、AIの利用料も立ち上がり始めました。コスト削減ではなく、稼ぎ方の構造そのものが書き換わりつつあります。

では、AIに何を任せ、人には何を残すのか。そして誰もが汎用AIを使える時代に、なぜ専用の基盤が選ばれ続けるのか。最も人手に頼ってきた空調や配管の現場で、その輪郭が見え始めています。

受付も見積もりもAIが回す現場

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