クラウドコンテンツ管理を手がけるBoxが、成長の踊り場を抜け出しつつあります。2026年2〜4月期の売上高は前年比11%増(為替影響を除くと10%増)の約3億ドル。同社が前年比で二桁の売上成長を記録するのは12四半期ぶりで、2023年1月期以来となります。
売上成長率は4四半期連続で加速し、売上・利益・請求高のすべてで会社計画を上回りました。営業利益率は27.7%(為替影響を除くと28.1%)で、前年同期から240ベーシスポイント上昇し、計画の27.5%を上回りました。

既存顧客の動向を示すネットリテンションレートは105%でした。前年同期の102%から改善し、会社計画の104%も上回りました。ディラン・スミスCFOは、この指標が2027年1月期末時点でも105%になるとの見通しを示しています。
足元の再加速をけん引したのが、AI機能を統合した上位プラン「Enterprise Advanced」です。スミスCFOは、3月の投資家向け説明会で示した財務戦略に対して順調に進捗していると述べました。資本配分も積極的で、3月には5億ドルの自社株買い枠の拡大を発表。2026年2〜4月期には480万株を約1億1400万ドルで買い戻しました。残りの買い戻し枠は約4億4500万ドルです。
2027年1月期の売上高見通しを500万ドル上積みし、約12.8億ドル(前年比9%増、為替影響を除き10%増)としています。アーロン・レビーCEOは「今はBoxにとって決定的な瞬間だ」と発言。企業のコンテンツがあらゆる企業のAI戦略の中心に位置すると強調しました。