HOKAとUGGを展開するDeckersが発表した2026年1〜3月期決算は、売上が前年比10%増の11.2億ドルとなりました。注目されるのは、二桁成長を続ける裏側で在庫水準を前年比2%減と圧縮している点です。需要と供給のバランスを意図的に操作する独自の経営手法が、決算の各所に表れています。
ステファノ・カロティ最高経営責任者(CEO)は「ブランドの持続性と、消費者に愛される製品への需要に深い確信を持っています」と業績への自信を示しました。同社はこの規律で、業界水準を大きく上回る20%台の営業利益率を維持しています。

Deckersの売上の大半を占めるのは、フランス発の高機能ランニングシューズHOKAと、豪州発のフットウェアブランドUGGです。厚底ソールでランナーから支持を広げるHOKAと、ムートンブーツの代名詞だったUGG。性格の異なる2大ブランドが揃って過去最高を更新しました。
関税の重い負担を吸収しつつ、なぜこの利益率を保てているのか。消費者行動の変化と、地域ごとに大きく異なるブランド浸透度。同社が描く次の成長設計はどのようなものなのでしょうか。