水素電力のPlug Power、ついに年内EBITDA黒字化へ?「水素以外」の追い風が集まる

Plug Power, Inc.

グリーン水素は、「将来性は語られるが収益化までの道のりが遠い」分野の代表格でした。Plug Powerは水素フォークリフトや電解槽を手掛ける米国の上場企業で、まさにその難しさを体現してきた一社です。長らく赤字が続き、株価は乱高下を繰り返してきました。

グリーン水素とは、太陽光や風力といった再生可能エネルギーを使って水を電気分解して製造される水素。製造時および使用時に二酸化炭素(CO2)を排出しないため、脱炭素社会の切り札として期待されています。

同社が5月11日に発表した2026年1〜3月期決算は、いくつかの数字が大きく動きました。売上高は前年比22%増の約1.6億ドル。粗利率はマイナス55%からマイナス13%まで改善。電解槽事業の売上高は前年同期の920万ドルから4080万ドルへと急拡大しました。年内に黒字化という計画も維持されています。

加えて目を引くのは、事業を取り巻く環境そのものが変わってきていることです。決算説明で経営陣が語った内容には、AIインフラの拡大、地政学リスク、設備の経年化といった複数の流れが交錯しています。今回は、その内容についてポイントをピックアップして紹介します。

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