TeraWulfが2026年第1四半期決算を発表しました。同社はビットコイン採掘を主力としてきましたが、近年はAI向けデータセンター賃貸への転換を進めています。当四半期は売上3,400万ドルでほぼ横ばい、GAAP純損失4.28億ドルを計上した一方、業態転換が決算数字に明確に表れた四半期となりました。

ポール・プレーガーCEOは「今期は実行の四半期だった」と総括しました。データセンター用地の取得、顧客との長期契約、資金調達といった事業基盤を2025年までに整え、それを実際の収益に変換する段階に入ったとの位置づけです。背景には、AIインフラ業界の競争軸が変わりつつあるとの認識があります。
賃貸事業は前期比117%増と急拡大し、収益構造の重心が変わりつつあります。3月にはニューヨーク州Lake Mariner拠点で新たなデータセンター棟が本格稼働を開始しました。Googleと組んだ次の施設の完成も近づいており、賃貸収入はさらに積み上がる見込みです。
ビットコイン採掘事業を畳むのか、温存するのか。Googleが顧客であり株主でもある関係はどう深まっていくのか。そしてAIインフラの真のボトルネックはどこにあるのか——その答えは、決算の数字と経営陣の発言の中に埋め込まれています。