パワー半導体「オンセミ」が底打ちを宣言、AIデータセンターと中国EVが同時に効く

ON Semiconductor Corporation

オンセミ(ON Semiconductor)は、米アリゾナ州を本拠とするパワー半導体メーカーです。テキサス・インスツルメンツやアナログ・デバイセズ、ドイツのインフィニオン・テクノロジーズと並ぶ、世界のパワー半導体大手の一角です。

パワー半導体は、高い電圧や大電流を制御・変換する半導体デバイスで、モーター制御などに使われています。自動車のEV化、データセンターの電力需要、産業機器の電動化といった分野で、電気を効率的に変換・制御する半導体を供給してきました。

ここ2年あまり、自動車および産業機器向けの半導体市場は需要調整局面が続いてきました。コロナ禍の特需後に膨らんだ在庫の解消と販売減速が重なり、業界各社の決算は減収減益が常態化する期間が長期化。市場関係者の関心は、いつサイクルが底を打つのかという一点に集中していました。

生成AIブームは、半導体市場に地殻変動をもたらしつつあります。データセンターの電力消費が急増するなか、電源供給を担うパワー半導体側にも別の物語が立ち上がりはじめました。AIを文字どおり「動かす」ための電力インフラを誰が握るのか、という論点です。

サイクル底打ち宣言とAIデータセンターの加速

続きを読むには

Strainerプレミアムに
ご登録いただく必要があります。

初回30日間無料体験実施中!

無料で続きを読む
または