Brinker International(EAT)が4月29日に発表した2026年度第3四半期決算は、売上が前年比3.2%増の14.7億ドル、調整後EPSは2.90ドル(前年同期は2.66ドル)と堅調でした。看板ブランドChili'sの既存店売上は前年比4%増で、業界平均を上回るペースが続いています。

ケビン・ホックマンCEOは決算説明会で「マクロ環境に関係なく、フードサービスと雰囲気の改善に集中する」と総括しました。米外食業界では同業のファミレス各社が客足減退に苦しむなか、Chili'sだけがシェアを伸ばし続ける構図が定着しています。
Chili'sはハンバーガーやメキシカン料理を看板とする全米2位のカジュアルダイニング(ファミレス業態)チェーンで、四半期売上の約92%を占める主力です。もう1つのイタリアン業態Maggiano'sは既存店売上が前年比4.6%減でターンアラウンド途上にあります。Q3は1.08億ドルの自社株買いを実施しました。
Q3末から4月にかけて、業界対比はむしろ加速しています。一過性ではなく、ファミレスの常識を覆す競合観が仕組みとして定着しているのか。決算の中身を順に見ていきます。