クラフトハインツの2017年1Q業績を調べる

名前は有名だけどよく知らない会社シリーズとして、クラフト・ハインツを調べる。



クラフト・ハインツは世界で5番目に大きな食品・飲料の会社であり、Kraft, Heinz, ABC, Capri Sun, Classico, Jell-O, Kool-Aid, Lunchables, Maxwell House, Ore-Ida, Oscar Mayer, Philadelphia, Planters, Plasmon, Quero, Weight Watchers Smart Ones, Velveetaなどのブランドを有する。日本だとほぼ馴染みがない。

社名の通り、クラフト・フーズとハインツが2015年7月2日に合併することで誕生した。


世界で5番目に大きいというが、その上の4社はどこなのだろう。

Forbesの記事によれば、トップスリーはネスレ、ペプシ、コカコーラの3社らしい。

もう一社はアルコール飲料のABインベブかも。


2017年1Qの業績

直近の2017年1Qの業績を見てみよう。


・米国消費は予想よりも弱め

・いつもより遅めに、カナダの主要小売企業との市場開拓に合意

・成長投資に対してしっかりしたリターンを生み出している

・想定通りのコスト管理を行なっている(累計13億ドルくらいを節約)

・より良い世界を作るビジョンを強めている


いか、各国市場における業績である。

米国市場

米国市場は売上45.52億ドルで前年から3.5%マイナス。EBITDAは14.72億ドル。

カナダ

カナダは売上4.43億ドルで、前年マイナス14.9%。EBITDAも1.26億ドルでマイナス18.8%。

ヨーロッパ

売上5.43億ドル(前年マイナス0.2%)、EBITDA1.70億ドル(前年+4.6%)

そのほか

売上高は8.26億ドルで前年+8.1%の成長。EBITDAは1.46億ドル(前年-9.1%)。


見た感じ、売上成長はしておらず、米国、カナダ、ヨーロッパという主要マーケットでは軒並み減収している。