Intuitive Surgicalが発表した2026年第1四半期決算は、売上が前年比23%増の27.7億ドル、非GAAPベースのEPSは2.50ドル(前年同期1.81ドル)でした。手術件数の伸びは同17%。売上の成長率がそれを6ポイント上回っており、手術ロボット最大手の収益構造に変化が起きていることを示唆する決算です。

ジェイミー・サマスCFOはこのギャップに対し、決算説明会で初めて明確な名前をつけました。「件数の伸び」と「売上の伸び」が乖離する背景に、同社がどのような戦略的意図を込めているのかが浮かび上がる発言です。
決算の中身を見ると、このギャップを構成する要因は1つではありません。最新機の価格戦略に加え、手術ロボットが使われる「時間帯」や「術式」にも従来とは異なる動きが出ています。逆風と見られていたテーマをむしろ成長の証左に変えている側面もあります。
手術の「件数」ではなく「中身」が変わり始めたとき、手術ロボットビジネスの収益構造はどう動くのか。決算を読み解いていきます。